初めてPrimal Scram(プライマル・スクリーム)を聴く人におすすめのアルバム

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ロック界の生きるレジェンド、プライマルスクリーム。音楽ファンであれば聴いてみたいと思うことがあるはずです。とはいえ悩ましいのが「どのアルバムから聴けばよいの?」ということ。

彼らは多くのアルバムを残していますし、それぞれ音楽性が大きく異なっています。初めて聴くアルバムによってイメージが変わってきてしまうはずです。

一般的にはスクリーマデリカが名盤とされていますが、初めて聴く1枚にはGive Out But Don’t Give Up(ギヴ・アウト・バット・ドント・ギヴ・アップ)がおすすめです。

そんなギヴ・アウト・バット・ドント・ギヴ・アップについて、おすすめのポイントや、プライマルスクリームが気に入った方におすすめのアルバムなどをご紹介していきます。

プライマルスクリームの1枚目なら名盤Give Out But Don’t Give Upがおすすめ

ギヴ・アウト・バット・ドント・ギヴ・アップの基本情報

ギヴ・アウト・バット・ドント・ギヴ・アップがリリースされたのは1994年のこと。彼らの4枚目のアルバムです。

フロントマンであるボビー・ギレスピーは1962年生まれなので、30歳を過ぎてからのアルバムということになります。ミュージシャンとしての円熟味が増してくる頃ですよね。

前作、スクリーマデリカで世界的な評判を得た後、本アルバムで人気や名声を確固たるものにしました。

ギヴ・アウト・バット・ドント・ギヴ・アップのおすすめポイント

プライマルスクリームはアシッドハウス、テクノなどさまざまな音楽を貪欲に取り組んで、意欲的なアルバムを多数残しているのですが、その根底にあるのはロックンロールであり、ロックであり、パンクであるということを、本作品はこれでもかと見せてくれます。

1曲目であるジェイルバードのイントロのギターリフから最高。ロックファンであれば、2曲目のロックス(ライブで超盛り上がる彼らを代表する1曲)のイントロを聴くころには気分が高揚していること間違いなしです。

その後もバラードにファンキーな曲にとバラエティ豊かに進んでいくのが特徴。最後には隠しトラックである名曲Everybody Needs Somebodyでシットリと締めて「名盤だったなぁ」と素敵な余韻を残してくれます。

ギヴ・アウト・バット・ドント・ギヴ・アップが気に入った人におすすめのアルバム

Screamadelica(スクリーマデリカ)

よりサイケなプライマルスクリームを聴きたい方におすすめなのが名盤「スクリーマデリカ」です。プライマルスクリームとしては3作目。ギヴ・アウト・バット・ドント・ギヴ・アップの1作前にあたります。

1曲目のMovin’ on Upは爽やかなイントロ。爽やかなロックアルバムかと思いきや、2曲目からはアシッドハウスの影響を色濃く受けた独特の世界。

名曲「Higher than the sun」で脳みそをとろけさせてください。

Riot City Blues(ライオット・シティ・ブルース)

プライマルスクリームのロックンロール的な部分をもっと聴きたい方は2006年リリースのライオット・シティ・ブルースがおすすめです。1曲目のカントリーガールから、プライマルスクリームらしいロックンロールを響かせます。

The Jesus and Mary Chain(ジーザス&メリー・チェイン):Psychocandy(サイコ・キャンディ)

プライマルの激しさが気に入ったのであれば、初期のプライマルと同時代に活動していたThe Jesus and Mary Chain(通称ジザメリ)の名盤、サイコキャンディがおすすめ。ポップで、パンクでサイケデリックでノイジーなサウンドが特徴です。

ちなみに、このアルバムでドラムをたたいているのは若き日のボビー・ギレスピー。こういった時代を経てきたからこそ、プライマルスクリームが出来上がったんでしょうね。

プライマルスクリームをぜひ聴いてみて

以上、プライマルスクリームを初めて聴くという方におすすめの名盤「ギヴ・アウト・バット・ドント・ギヴ・アップ」のご紹介でした。

Primal Screamはとにかく多数の名盤を生み出し、後の音楽に大きな影響を与ているロック界の生きるレジェンド。ロックファンのみならず、音楽ファンであればぜひ聴いてみてください。ココに挙げた以外にも沢山の名盤がありますよ。

最後に完全なる余談ですがプライマルスクリームについての個人的な思い出を。初めて彼らのライブを見たのは2000年のフジロック。最終日、グリーンステージのトリを飾っていました。

前の方で見たいと、モッシュピットへと潜入(あの頃は私も若かった)。もみくちゃになりながら、ロックスで飛び跳ねたことを思い出します。それがなんとも楽しくて、翌年からずっとフジロックに通い続けることになりました。

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